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2013-12-09

デンマークで楽しむクリスマス|グルッグ Gløgg (ホットワイン)

gløgg

クリスマスのドリンクといえばgløgg(グルック)。

クリスマスシーズンには、デンマークだけでなくて、スウェーデンやノルウェーなど北欧諸国やドイツでも飲まれているそうです。ちなみにスウェーデンやアイスランドではglöggと表記します。デンマークでは「oの上に点々」のアルファベットがないので、gløgg。

赤ワインをいろんなスパイスと一緒に温めて飲むもので、寒い冬ならではのドリンクです。私も東京にいた時にどこかのクリスマスマーケットで一度飲んだ記憶があるものの、デンマークで飲むのは初めて。

お店に行けばgløggが飲めるし、スーパーにもこの時期にはgløggのボトルがたくさん並んでいるんだけど、せっかくなので手作りで。
彼が参考にしていたデンマーク語のレシピに、スターアニスを加えて作ってみました。

材料
赤ワイン 2.5L
(A)レモンの皮 幅1cm x 5cmくらいに切ったものを3枚程度
(A)オレンジの皮(2個分)
(A)オレンジの絞り汁(2個分)
(A)シナモンスティック 2本
(A)クローブの実 4つ
(A)スターアニス 3つ
レーズン 100g
アーモンド100g
蜂蜜(飲むときにお好みで加える)

作り方
材料さえ揃えばあっという間にできちゃいます^^
というわけで、まずは材料の準備。オレンジとレモンの皮は白い部分も丁寧に取り除きます。アーモンドは30分〜1時間程水に浸してふやかし、皮を剥いて使います。オレンジを絞ります。

jule glögg
クローブ(右下)はデンマーク語ではneliker。オーブン料理にもよく登場するスパイス。
材料が揃ったら、500mlの赤ワインと(A)の材料を鍋に入れ、中火にかけます。フツフツと泡がたったら弱火にし、そのまま10分煮ます。スパイスや柑橘類の香りを、この500mlの赤ワインに移すステップです。
jule glögg
沸騰させないように、弱火でコトコト。10分でしっかりとスパイスの香りが移ります。
10分経ったら火を止めて、一度漉します。

jule glögg
スパイスと柑橘類の役目はここで終了。 

香りが移った赤ワインを鍋に戻し、レーズンと皮を剥いたアーモンドを加え、残りの赤ワインを加え、再度温めていきます。今度は中火でしっかりと。沸騰直前まで煮てアツアツになったら出来上がり。

jule glögg
  
シナモンスティック(新しいものね)とスターアニスを飾って完成です。
jule glögg
本当はオレンジの皮も飾るといい感じ。今回は全て煮てしまったのでシナモンとスターアニスだけで^^;

そのまま飲んでも、お好みで甘みを加えてもいい感じ。コップに入れた後、蜂蜜をスプーン1杯加えてあげると味がまろやかになってオススメです。

スパイスの香りでクリスマス気分上々、身体もポカポカ温まるGløgg。
飲み過ぎ注意なほど、美味しいドリンクです :)

2013-12-02

デンマークで楽しむクリスマス

jul

デンマークで過ごす初クリスマスシーズン!

12/1の今日は、お部屋のクリスマスデコレーショングッズを森に拾いに行ってきました(^〜^*)

葉っぱは全部落ちて、まさに冬の森。私たちと同じようにデコレーションを拾っている人をよく見かけました。
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よーく見ると、松ぼっくりが落ちていたり。
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クリスマスツリーっぽい!
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苔もとてもキレイ。
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1時間ほどしたら、太陽が出てきました。木と空のコントラストがキレイだったので思わずパシャリ。
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というわけで本日の戦利品。少し乾かしてからデコレーションする予定♪ ワクワク。
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昨日作った雪の結晶オーナメント。クリスマス気分上がって来たー^^
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2013-10-17

おばあちゃんのお皿 - Mormors tallerken

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彼のおばあちゃんが使っていたというお皿をたくさん頂きました。
お皿を受け継げるのって嬉しいな。割らないように気をつけようと思います。

これから毎日使うけど、初めてなので記念に(^〜^*)
初ごはんはタイ風ランチでした。

2013-10-15

鹿、鹿、鹿っ!!!

Dyrehavenという森に連れて行ってもらいました。

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紅葉の時期はとてもキレイだからおすすめよ〜と、いろんな方に言われていたので、ようやく行けてよかった!^^

鹿がたくさんいる森なのですが、「この時期は縄張り争いでアグレッシブになっているから気をつけてね」とも言われていて。どんなもんなんだろ?と思いつつ、自転車で電車に乗って出発。コペンハーゲンの中央駅から17分で到着するKlampenborg駅の近くです。


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都会からほんの少し離れたらそこはもう大自然、っていうのがいいですね。
高尾山と新宿も近いけど、Dyrehavenはもっと近い。

森に入ると、紅葉真っ盛り!今がピークじゃないかしら。
お天気は曇りだったけど、紅葉はとってもキレイでした :)

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そして早速鹿を発見!!

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想像していたよりもだいぶ多くて、驚き。そして「アグレッシブだから気をつけてね」という言葉を思い出し、あまり近づけませんでした。

そして群れの中にひときわ大きな雄の鹿を発見。他の鹿と比べたらとても大きくて、まるでもののけ姫のシシ神様のようでした。(それは言い過ぎか?)
近くから小さめの雄が少しでも近づこうものなら、すぐに追い払いに行くような臨戦態勢。群れからは30mくらい離れて写真を撮りました。完全に野生なので、テリトリーを侵してると思われてしまったら本当に怖そうだったです^^;

↓見えます?
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でも、雄の臨戦態勢をよそに雌鹿たちはなんていうか、のほほんとしていて。
数頭がまとまって、みんなで私たちのほうを「ジっ・・・」っと見つめてくるのが面白くて、何枚も写真撮ってしまいましたよ(笑)

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この写真は後からズームに加工済み

森はかなり広い範囲。今回私たちは自転車で回っていたのだけど、
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ジョギングをしている人もいれば、
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ウォーキングを楽しんでいる人も。
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森を散策している家族もいたし、
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乗馬を楽しむ人もいたし、
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馬車に乗っている人もいました。
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ほぼ中心には、お城もあって。昔の王族が狩猟を楽しむためのエリアだったそうです。
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昔(白いタイツの時代)の様子。
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おじいちゃんとおばあちゃんが仲良く腰掛けてたのが可愛かったので後ろ姿を最後にパシャリ。
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2013-08-25

夏のデンマーク風景

今年のデンマークはかなりお天気には恵まれている様子。7月中旬の到着から8月上旬までは青空の多い日が続き、気温も30度近くなることもしばしば。それでも日本と比べたらかなり涼しいですけれども^^; 湿気がないので、暑くても汗をかかずに快適でした。

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こちらで出会うデンマーク人からは、皆さん口を揃えて

「今だけだからね!これが最高のデンマークだから。後は寒くて暗い日々が続くだけだから、今のうちに十分楽しんで!!!」

と教えていただきました。何度も何度も、それはもうしつこいくらいに(笑)

8月中旬は曇りや雨が降ったり止んだりするお天気が続き、気温も20度前後に。そうなると今度は

「うん、これが本当のデンマークの夏。」

と、デンマーク特有の皮肉的ジョークも(笑)

とはいえ、8月後半になった今、またお天気が回復して気持ちのいい日が続いています^^

さて、せっかくその短かくて貴重な夏のシーズンにやってきたので、「これはデンマークの夏っぽいね」という風景をランダムに記録しておこうと思います。


どこまでも続く畑と、Vestasの風車
まずは首都/コペンハーゲン以外の風景。

コペンハーゲンから出ると、田舎の風景はこんな感じ。大きな山が全くない(デンマーク最高峰の山は標高170mくらい)ので、どこまでも続く畑、畑、畑。
そして風力発電用の風車をよく見かけます。
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牛、馬、羊
牛と馬、そして羊が放牧されているのもよく見かける風景。
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BBQ! BBQ! BBQ!
マイBBQを持ってない人なんていないんじゃないかと思うくらい、近所をお散歩してもBBQセットだらけ。一軒家のおうちでも、マンションのベランダでもよく見かけます。そしてマンションの場合は、そこに住んでいる人共有のBBQセットもあったりして。自由に、思い立ったときに「よし!焼こう!!!」ってできるの、やっぱりいいですよね☆
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とりあえず外!

この写真は、週末に公園でchiloutミュージックを楽しもう的なイベント。カップルも家族連れも友達同士でも、とりあえずみんなで外に出てゆっくりしよう!!という空気満載です。そして確かに気持ちいい!日も長いので、ビールやワイン片手に外に出たくなります。(今もこのブログ、外で書いてるしw)

「今のうちにビタミンDを太陽から出来るだけ取り込んでおかないと、暗くて長い冬になってビタミン剤飲まなきゃいけなくなるからね」っていう切実な理由もあるかも?(笑)
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誕生日、と言えば国旗

デンマークは国旗大好きな国だな〜って、来る度に思います。私は8月が誕生日なので、今年の夏もデンマーク式にお祝いしてもらいました^^誕生日当日は、デンマークの旗がいたるところに飾ってあるので、見知らぬお家でも大量の旗があれば「お、誕生日だね」って一目でわかります。朝ご飯のパンに旗をたててくれるのもデンマーク式。
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なんかまだまだたくさんありそうだけど、ひとまずのデンマーク風景でした♪

2013-08-24

デンマーク最古の街、リーベへ

Jutland半島の西にあるHenneというエリアに数日滞在している間、デンマーク最古の街、リーベ(Ribe)へ行ってきました。Henneからは車で1時間くらい。コペンハーゲンからだと車で3時間半ほど西に走ります。

ここはデンマーク最古の街と言われているそうで、その歴史は8世紀まで遡るそうです。


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街の端まで数十分あれば歩けてしまうほどの、小さな街。観光客がとても多いのはその街並に立つ1つ1つの建物がとても古くそして可愛らしい雰囲気だからなんだと思います。オーデンセにあるアンデルセン博物館の周りの、可愛らしい家が街全体にある感じ。そして、今も普通にここに人が暮らしているそうです。
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まずはランチから。
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リーベ大聖堂の目の前にあるカフェでランチ。下の写真がリーベ大聖堂。裏から見たところですね。右側の四角い建物に、ランチ後に登りました。
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ランチはSildプレート。Sild(シル)はにしんのことで、デンマークでよく食べられてます。特にオープンサンド(=スモーブロー = Smørbrød)で食べることが多いかな。よく見かけるのは甘酢漬けのSild。このプレートでは3種類のSildがあって、2種類は酢漬け、1種類は酢漬けのものをさらにフライにしたものでした。どれも紫玉葱+カレー味のタルタルソースといいコンビネーションで、ライ麦パンと一緒にいただきます。
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彼のオーダーはFiskfilet。白身魚のフライです。これもデンマークの定番料理。単体でも、オープンサンドでもよく登場します。
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カフェは11:30からランチスタートだったみたいで、私たちが一番のり。ゆっくりとランタイムの後は、いよいよリーベの街を散策。

リーベ大聖堂の目の前にあるこの建物。遠くから見ると、「HOTEL」としかわからないのですが、

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この建物、昔は刑務所だったそうです。黒丸の中には「Den Gamle Arrest(=古い刑務所)」の文字。

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街のど真ん中に位置するこの場所に刑務所があった、ということに少し驚きだったんですが、「悪いことしたらこうなるよ」という見せしめのため?ということでした。

続いて大聖堂へ。この日はお天気がとてもよくて、青空と教会のコントラストも綺麗!
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まずは教会の中へ。普通に人々が集まる教会としても使われているみたいですが、観光客も大勢いました。まさに観光と生活が共存している、っていう感じ。
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次に見晴し塔へ。リーベの街並を一望できます。
リーベは、コウノトリが訪れる街としても有名だそうで、夏は建物の屋根にコウノトリの巣が見えるようなのですが、残念ながら今回はまったく見えず^^;
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タワーからおりて、街の中を散策。家が1件1件カラフルでとっても可愛らしい!ここに人が住んでるということを、忘れてしまうくらいです。

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お決まりの地ビール。Ribeのビールが4種類と近くのFanøという島の地ビールが置いてました。デンマークは本当に地ビールが豊富。もちろん大手のカールスバーグやTuborgも種類が豊富。ビール好きにはたまりません(^〜^*)2本お買い上げで持ち帰ったもののまだ飲んでいないので、どんなテイストなのか楽しみです♪

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観光客が大勢いる目抜き通りから1本脇道にそれると、こんな静かなお庭もありました。
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滞在したのは4時間ほどでしたが、とっても可愛らしい街、リーベでした!