2011-11-17

経験価値を創造すること

今週から、自由大学の「キュレーション学(初級)」に参加し始めました。

「キュレーション」という言葉をそれまで知らなかったのですが、なんだか面白そう、と気になって。
今年は「気になることは何でもやってみる」がモットー(マイブームともいう)なので、このキュレーション学も例にもれず参加することにしましたです(^〜^)

で、今週月曜日は第1回目の講義でした。もうなんだか、1回目だけでもすごく刺激的!
「キュレーションとは何か、自分なりの答えを見つける」という宿題が出たので、それについて考えてみました。

私が考えた「キュレーションとは何か」の答えは、

『経験価値を創造すること』

だと思いました。

経験価値:体験や経験を通して得られる価値や満足
創造する:新しいものを産み出すこと

体験とか経験って、例えば

人から何かを聞く、自分で何かを作る、何かを知る、何かを読む、何かを食べる、何かを考える....などなど「何かに対する自分の動き」。

そういう自分の動きを通して得られる満足が経験価値です。

で、キュレーションは「人がそういう満足を得られるような価値=経験価値」を新しく産み出すこと かな〜と思いました。
そしてその価値を産み出すためには、人が動くための何か(=既存のモノや情報を組み合わせたり、人が体験できるような仕組み作り)が必要なので、それを作る人をキュレーターというのかな〜と。

5回の講義を通じて自分なりの定義はまた変わっていくかもしれないけど、今の私にはこの「経験価値を創造すること」っていうのが一番しっくりきてます^^

そして今私がやってることも、この「経験価値を創造すること」につながってるかも、と思いはじめました。
経験価値は大学生の時に知った言葉で、それ以来私のなかでずーっと気になっているキーワード。

この経験価値をすごくわかりやすく表現してるのは、「モノより思い出」という日産セレナのCMです。



最初に出てくる女の子が言っている、「楽しかったこと」そのものが、経験価値。すごくわかりやすくないですか?

それから、マスターカードの「プライスレス」CMも、経験価値のことを言ってるなと思います。



モノじゃなくて、サービスでもなくて。それを体験する中で自分の中に沸き起こる「何か」。それが経験価値。
マスターカードはそれを、「お金で買えない価値がある」って言ってるんですよね、たぶん。


この「経験価値」っていうのがなぜかずーっと気になっていて、自分がその「経験価値」を提供できたらすごくいいな、っていうのが、今の私のやりたいことなんだと自己分析できました。
というか、今回の「キュレーションとは何か」を考えているうちに、この答えが出て、自分は経験価値を創造する人になりたいから、だからキュレーション学を面白そうと感じたのか、と。アタマが整理されたという感じ。
なのでこれに気づけただけでも、既に自由大学のキュレーション学に参加した意味があったな〜と^^

和キッチンで「親しい人と一緒にお料理することは楽しい」という切り口でお料理プログラムをしてるのも、訪日旅行者に「日本の一般家庭で普通の日本人が作る家庭料理を食べながら話す」というホームビジットプログラムを作っているのも、ぜーんぶ、

誰かにとっての経験価値につなげられるように、がんばろうっと!
そしてこれから約1ヶ月参加するキュレーション学、めちゃ楽しみ(^〜^)