先日デンマークの選挙があったわけですが、選挙中にPolitikenという新聞のウェブサイトで行われてた仕組みが素晴らしすぎたので、ちょっと記録用にエントリーします。
選挙2日前のサイトトップページ。
周りの緑色の枠は広告枠。スーツ姿のおじさんは当時の首相です。
で、この日にあった企画がこちら。
現状のデンマーク社会で問題になっている事について、自分の意見と一番近い候補者はどの人か、がわかる仕組みになっています。
以下のような20問ほどの社会問題について、ラジオボタンにチェックを入れていれていきます。
「全くそう思わない/そう思わない/どちらでもない/そう思う/かなりそう思う」という感じの回答ですね。
そして結果画面。
「あなたの意見と最も一致するのは、この候補者です!○○%一致します。」と教えてくれます。
候補者によっては、facebookのリンクがついてる人もいたりしました。
そしてひとつひとつの質問について、自分の意見とこの候補者の意見がどう近いのか(そしてどこが違うのか)詳細も見れます。赤い丸が自分の意見、黒い丸が候補者の意見。?をマウスオーバーすると、候補者の意見も読む事ができます。
しかも、自分と意見が合う候補者だけでなく、候補者全員について上のような画面を確認することができるので、例えば自分と意見がだいぶ違う候補者が、問題をどう捉えているのかっていうのも読めます。
マニフェストとか読むのもいいけど、もっと具体的。
そして、仕組み(システム)自体はそんなに難しいわけではないので、日本でも実現するのはそんなに難しくなさそうな気がしました。
この仕組み、素晴らしくないですか?
選挙後、首相は44歳の女性になりましたよね。新しい議員リストには、70年代生まれ、80年代生まれも多くてびっくりしました。わたしと同じ年代じゃーん!と。
20代中盤の女性議員もたくさんいる国会って、日本ではまだちょっとイメージできないんだけど、それがすでに「普通」っていうデンマーク、すごいな〜と思いました。