2013-04-24
知恵を輸出するっていう考え方
北イタリアのこだわり農家が丹精込めて作った極上のお米。
興味深い!
最近、食の輸出にすごく興味を持っていろいろ調べたり考えたりしてるんだけど、それぞれの土地で作って収穫できる食材は、やっぱり輸出入とかじゃなくてその土地で生産したものを食べるほうが幸せだと思う。サスティナブル。
食材そのものを輸出するよりは、気候や環境に合わせて美味しく作って収穫して、保存する<知恵>を輸出し合うほうがいいよね、って思う。
逆に食材そのものではなくて「○○料理といえばこれ!」っていう欠かせない調味料とか味の決め手ってあるけど、それはそれぞれのエリアが輸出し合えばいいんじゃないかな。もちろん、それを使ってどんなごはんを作れば美味しく食べられるのか、っていう<知恵>の輸出も必要。
安倍内閣の成長戦略の中で語られる重要ポイントの中にも、農業の輸出って必ず出てくるんだけど、「日本で作ったものだから、美味しい!」っていう側面だけで売り込むんじゃなくて、その美味しさを再現できるような知恵を輸出するっていう側面もぜひ実現してほしいなって思います。
イタリア料理は、その辺りすごくできてるな〜って思う。
美味しいオリーブオイルがないと美味しいイタリアンは作れないけど、今や普通のスーパーにもお手軽オリーブオイルから高級オリーブオイルまでたくさん並んでる。たぶん一昔前は「イタ飯」って外食として流行ったけど、オリーブオイルとか自宅に置いてる人って少なかったんじゃないかと思う。
でも今や、おうちイタリアンメニューはけっこう誰でも気軽に作れるようになってる。
これって、決め手になる調味料が簡単に手に入るようになった結果だよね。
日本のごはんの、味の決め手になる調味料っていろいろあるから。
食材はローカルのものを使いながら、調味料で日本のごはんを作れるような。
そういうのがいろんな国で普通になるといいな〜、なんて思って。そうなるために、私は何ができるんだろうって考えたりする今日この頃です。
▼日本食(+アジア食材)コーナー@デンマークのスーパー
このブランドは有名だけど、日本の企業ではない。
▼カウアイ島(ハワイ)のスーパー
KIKKOMANの功績はやっぱりすごい。