2013-07-30
Dubaiで経験したこと
デンマークに移住するその前にドバイで2日間ストップオーバーしたのですが、知らなかったことがたくさんあって。今回は、去年までドバイに駐在されていた以前の職場の大先輩にドバイ情報をたっくさん教えていただいたおかげで、2日間楽しめました♪ ガイドブックさえ持たずに行ったのですが、どこへ行くかも何を食べるのかも、先輩からいただいたメールをひっきりなしに読んでました(^〜^)
人生初の中東だったので、これからデンマーク生活が本格的に始まる前にDubaiでの経験を記録しておきます。
初めてのイスラム圏
20代の頃に数ヶ月単位で滞在していたバリ島も、けっこうな割合でムスリムの人がいる地域だったけど、バリヒンズーがメインだったので本格的なイスラム圏は初めてでした。
「気温は40度を越えるし、湿度も高い。でも人前で肌を見せる服装はダメ」っていう複雑な情報に、じゃあどんな格好すればいいんだろう?と出発前はけっこう頭を悩ませた服装のこと。外が暑いとか室内はクーラーがきつくて寒いとか、そういうのは他の地域でもあるけど、宗教的に肌を見せるのが厳禁というのが初めてで。そして、身体のラインがわかるようなピッタリしすぎる服装もNG。
行くからにはその地の文化を尊重したいので、けっこういろいろ調べたりしてました。結局マキシワンピ+長袖薄手のパーカーにしたけど、これはなかなか正解だった気がしてます。人前では首もとギリギリまでファスナーできるし、外を歩くときの刺さるような日差しの下ではある程度ファスナーを開けておくような調節もできるし。(日中の昼間に外を歩いている人はほとんどいないので)
でも、他の観光客の服装を見てるとキャミソールに短パン、みたいな人もたくさんいて、結局どこらへんが妥当なのかイマイチわからずじまいでした。
が、Dubai Mallの入り口には「肩と膝が隠れるようなドレスコードにしてね」と注意書きもあったので、やっぱり必要なことですね。
服装の他に、カップルで手をつないだり触れ合ったりするのもNG。普段当たり前にしていることに規制がかかっていると、けっこうなかなか、緊張するもんですね。
Ramadan中のイスラム圏
今回、私たちが到着した日はラマダンの初日。この日から1ヶ月間ムスリムの人たちは水を含む全ての物を、日中は口にしません。観光客でさえ例外でなく、やっぱり外では水を飲むこともNGとの事で。
レストランやカフェも事前に教えていただいた通り日中はどこも閉まっていました。ホテルでは食事ができるようになっているのですが、分厚いカーテンで外から遮断されている状態でした。時々旅行者用に空いているカフェも、簡易的に作られた壁で店内は完全に見えない状態になってました。
これはスーパーで見つけたお料理レシピの雑誌。今月はもちろんRamadan 特集。Ramadan中、日が暮れた後に食べる食事をIftarというらしくそのレシピがたくさん紹介されていました。
ドバイモールの中にはレストランがたくさんありつつも、昼間は当然閉まっているのでランチはドバイモールの中のスーパーで買ってみたり。イギリス系のスーパーだったけど、恒例の現地のスーパー巡りが実現できてよかったです^^
Camel milkにも挑戦。牛乳よりもちょっと甘めでした。
砂漠
砂漠も実は人生初。おすすめしてもらった砂漠ツアーに参加してみました^^
ただこちらもRamadan中ということで、エンターテイメント的な要素は省略しているということでした(ベリーダンスショーは女性じゃなくて男性が踊ります、とか。)が、砂漠を堪能できてよかったです!
砂丘をすごい勢いで滑走中。ドライバーさんのテクニックがすごかった。
車に乗り込んだときに、ビニル袋がたくさんあったので「なんだろう?」って思ってたんだけど、砂漠を走る直前になって「けっこう揺れるから気分悪くなったら使ってね」という説明。そういうことかー!
写真やビデオだといまいちその迫力がわからない気がするけど、一応ビデオもアップしておきます。ジェットコースターとまでは言わないけど、砂の上を走りまくるのはなかなかの快感でした^^
同じ車に乗り合わせた、アフリカからの旅行者の男性。らくだ乗り体験してるところを撮らせてもらいました♪
ブルジュ・カリファ
言わずと知れた、世界一高い建築物。「ドバイに行くんだよー」というと必ず、「あ、トムクルーズが登ったところだね!」という反応が返ってくるほど、印象的な建物ですよね(笑)
これも事前に先輩から教えてもらったのですが、事前にネット予約する時の値段と、当日券の値段で4倍料金が違ってくるので、必ずネット予約が必要です。
ネット上でクレジットカード決済できるのですが、VISAが使えないっていうのは驚きでしたが・・・^^;
私たちは昼間11時に予約しました。
たぶん、ピークシーズンにはすごく並ぶんだと思うのですが、今回はオフシーズンなのでけっこう空いてる感じ。上に行くまでに、建物のコンセプトなどなど説明を読みながら進みます。
452m地点が展望スペース。ドバイの街を上から見下ろすとこんな感じ。
空き地がまだまだたっくさんあって。ああ、本当に砂漠の中に人工的に作った街なんだなあという印象です。不思議な街ですね。
10年前の同じ場所を見られる望遠鏡が設置してあったのですが、大きな建物はつい最近できたものが多いみたいで、望遠鏡をのぞくとドバイの発展スピードがよく感じられます。と書きながら、そうしたら望遠鏡でのぞいたところも1枚くらい写真撮ればよかったなと今更後悔^^;この写真は全て現在の状態です。
これは噴水エリア。
「452」っていうこの数字、確か「アラビア数字」って言いますよね?
そうなると、上の文字はなんなんでしょう?ふとした疑問でした。
ドバイモール
世界一大きなショッピングモール。DAISOがあったので思わずパチリ。
日本で売られているものがそのまま陳列されてました。
それから、ものすごーーーーーーーーく大きな本屋さんがあって。図書館と見間違うほどの。本屋さんの中で「SPORTS」とか「COOKING」とか本のカテゴリが表示してある看板があったのですが、「OTAKU」というカテゴリもありました。撮影禁止だったので写真がないのが残念だったけど、その名の通りフィギュアとかそちら関係の本が山のようにあって。そっか、OTAKU はもうカテゴリなんですね。
電車
ドバイはタクシー料金が安いので、ほとんどの移動はタクシーで済んでしまうのですが、せっかくなので電車も体験。
改札は日本とあまり変わらず。切符を買うと紙でできたICチップ入りのカードが出てきました。
面白かったのは、普通席の他に「ゴールドシート」があったこと。これもせっかくなので体験。料金はレギュラーシートの倍くらい。
一番前(もしくは一番後ろ)の車両です。さすがに車内は撮影できなかったのだけど、他の車両が普通に横並びの席なのに対して、こちらは新幹線っぽいシート。他の車両に比べると落ち着いた雰囲気でした。
ドバイモールの噴水ショー
ドバイモールでやっている噴水を見に行こう!ということで2日目の夕方に繰り出しました。が、待っても待っても始まらないので、「あれ、、、もしかしてRamadan中は噴水もなし・・・???」と若干不安に駆られた頃。
いきなり街のほうから「ドッドーーーーーーーーーーーーーンっ!!!!!!」っていう巨大な音がして。
何事かと思ってソワソワしていたら、本日のRamadan終了の合図だったみたいです。^^;その後、スピーカーからお祈りが流れ始めたからわかったのですが、それならあの爆発音はいらなかったんじゃないかと思ったり^^;
Ramadan終了後、噴水ショーも無事に始まりました。アラビックな音楽にのせての噴水ショー、綺麗でした^^
というわけで、あっという間の2日間。不思議&初体験がたくさんできた貴重な2日間でした^^
HAVBAR ; 港を眺めながらワイン
ToldbodのHAVBARに連れていってもらいました。
BARがあるのはこのエリア。
ギフィオンの噴水やデンマーク皇室が住むアマリエンボー宮殿、人魚姫像なんかも近いエリアです。前日にこのエリアを説明するデンマーク語をいろいろ勉強してたので、早速いろんな言葉を使える場面に遭遇できてちょっと興奮w
Vis stort kort
ドリンクやフードを買って、自分が好きなところにチェアーを持っていってゆっくりすることができます。金曜日は16:00〜22:00までDJもいたりして、けっこうな賑わい。Barと言いつつ完全に外なので、仲間とワイワイ楽しむ人たちはお店近くのテーブルで、ゆっくりのんびりしたい人は海の近くまでチェアーを持っていって、というすごく自由な雰囲気。22:00まではずっと明るいので、仕事帰りの雰囲気のデンマーク人が多かったです。
簡易チェアなんだけど、座り心地のよいこと!包み込まれました(^〜^)おうちに1台、いえ2台欲しい!!
目の前には、Nyhavn発着の観光船が頻繁に通ったりジェットスキーヤーがいたり、けっこう本気モードのカヤックしてる人がいたり。(プロかな?筋肉すごかった。)
ちょうどこの日、クルーズ船が目の前に停まっていたのですが、雰囲気的にどうやらもうすぐ出発する様子。
お店側から見ると、まるで大きなマンションがあるみたい。
こんなに大きな船舶が、こんなに目の前で動き始めるところなんて見たことない!!これは絶対に最後まで見ておかないと、ということでロゼワインを飲みつつしばし鑑賞。
フィッシュアンドチップスも。
係のおじさんがロープをはずして。
ロープは自動的に船舶に引き取られていきます。
最後のロープが離れたあとは、船上で大きな赤い手のひらが登場。コペンハーゲンに別れを告げてました。この船舶、3,000人以上が乗船できるそうです。クルーズの旅って経験したことないんだけど、数日間ずつ船で都市を巡るのも楽しそうですね。
ここからは船が去り行く様子をば。
BARがあるのはこのエリア。
ギフィオンの噴水やデンマーク皇室が住むアマリエンボー宮殿、人魚姫像なんかも近いエリアです。前日にこのエリアを説明するデンマーク語をいろいろ勉強してたので、早速いろんな言葉を使える場面に遭遇できてちょっと興奮w
Vis stort kort
ドリンクやフードを買って、自分が好きなところにチェアーを持っていってゆっくりすることができます。金曜日は16:00〜22:00までDJもいたりして、けっこうな賑わい。Barと言いつつ完全に外なので、仲間とワイワイ楽しむ人たちはお店近くのテーブルで、ゆっくりのんびりしたい人は海の近くまでチェアーを持っていって、というすごく自由な雰囲気。22:00まではずっと明るいので、仕事帰りの雰囲気のデンマーク人が多かったです。
簡易チェアなんだけど、座り心地のよいこと!包み込まれました(^〜^)おうちに1台、いえ2台欲しい!!
目の前には、Nyhavn発着の観光船が頻繁に通ったりジェットスキーヤーがいたり、けっこう本気モードのカヤックしてる人がいたり。(プロかな?筋肉すごかった。)
ちょうどこの日、クルーズ船が目の前に停まっていたのですが、雰囲気的にどうやらもうすぐ出発する様子。
お店側から見ると、まるで大きなマンションがあるみたい。
こんなに大きな船舶が、こんなに目の前で動き始めるところなんて見たことない!!これは絶対に最後まで見ておかないと、ということでロゼワインを飲みつつしばし鑑賞。
フィッシュアンドチップスも。
係のおじさんがロープをはずして。
ロープは自動的に船舶に引き取られていきます。
最後のロープが離れたあとは、船上で大きな赤い手のひらが登場。コペンハーゲンに別れを告げてました。この船舶、3,000人以上が乗船できるそうです。クルーズの旅って経験したことないんだけど、数日間ずつ船で都市を巡るのも楽しそうですね。
ここからは船が去り行く様子をば。
2013-07-26
デンマークでマンションを借りるときに驚いたこと
デンマークでマンションを借りる事になり、いろいろと物件を探す日々が続いていました。もちろんオンラインサービスを使ったり、直接不動産会社に行ったり、内覧をしたりしてやっと素敵な部屋を見つけられたのですが、日本とはだいぶ違いがあるな〜と思った点を記録しておくです。
(1)不動産会社からの紹介は期待できない
日本で賃貸の部屋を探そうと思ったら、街中にある不動産会社に出向いて自分の希望や予算に見合った物件を紹介してもらうのが一般的ですよね。そしてその紹介してもらった物件は、不動産会社の営業マンと一緒に見学に行ったり。車で案内してくれる、なんてこともありますよね。
デンマークではそれが一切ありませんでした。そもそも街中の不動産会社は主に売買にしか携わらないらしく、道を歩いていて目に入ってくるのも売買の案内ばかり。賃貸に関しては、日本のような手取り足取りのサービスはまず期待できないみたいです。
その代わり、オンラインのサービスで自分の希望を設定しておくと物件を紹介してくれるサイトがあるのですが、物件の所有者にコンタクトを取るためには有料会員になる必要があります。利用料金が月額6,000円ほどと、かなり本気で物件を探す段階でないとなかなか気軽に使えるものでもないかなーという感じでした。
デンマーク人の中でよくあるのは、家族や知人友人のコネで物件を見つけるパターンが多いみたいです。
(2)営業マンによる妙な駆け引きが一切ない。その代わり、こちらから聞かないと何も進まない
私たちはコネを特に持っていなかったのでオンラインサービスを使って気になる物件を探し、コンタクトを取り内覧しました。
日本ではこのいくつかの候補となる物件を内覧した段階までくると、営業マンからの駆け引きがあったりしますよね。気に行った物件に関して、いついつまでにお返事をもらえれば大丈夫ですけどそれ以降は他の人と先に契約が決まってしまう可能性がありますよ、、、的な。微妙に周辺情報を出しつつ契約にたどり着ける駆け引き。もちろん不動産会社の営業マンの方にしてみれば、ここ一番勝負のタイミングだと思うのです。
が、デンマークではこれも一切ありませんでした。
内覧が終わったら、案内してくれた会社の人はその部屋の出口の前で笑顔で「Hej hej!(=じゃあね!)」と去っていきました。4件見たのですが、最終的に契約を決めたところ以外の3件は全てそうだったし。契約を決めたときの女性も、私たちが「今日契約したい」って言わなかったらやっぱり「Hej hej!」で終わりだったと思います。
それから、これから内覧したい部屋の間取り図を見せてもらっていた時に、内覧は別の日だったのでひとまずその日はその間取り図だけもらって帰り検討しようとしたところ、「ごめん、その間取り図1枚しかないからあげられないのよね」ということもありました。 オフィスにコピー機っぽいものあるのになーと思いつつ、やっぱりあくまでも積極的な営業はしないみたいです。
というわけで、日本の「微妙に周辺情報を出しつつ」どころか、こちらから状況を聞かないとなかなか話が進まなかったりという感じでした。
(3)申し込みはA4白紙に名前と住所と国民番号を書く
これはもしかしたらデンマーク全体ではないかもしれないのですが、私たちが「この部屋に決めます!!」と宣言した後、担当の女性が「Super!」と言って笑顔で手渡してくれたのはA4の白紙でした。
「ここに、名前と住所とCPR番号(国民番号)を書いてね」と。
日本だと、細かい細かーい情報を記入する申し込み用紙がありますよね。しかもカーボン紙が3枚くらい重なっているような。そういうものに慣れている私としては、この白紙に書くっていうのがかなりの驚きでした。
(4)賃料は毎年高くなっていく
晴れてお気に入りの部屋を決定後、契約書を確認したところ。部屋の賃料は、毎年少しずつ高くなっていくようです。これも最初に聞いたときは驚いたのですが、デンマークではどうやら普通みたい。物件によって上昇率には差があるし、比較的新しい物件に多いことのようです。
(5)退出するときは、3ヶ月前には連絡
これも契約書に書いてあることですが、退出するときのルールは、3ヶ月前に連絡が普通みたいです。
日本だと1ヶ月前ですよね?3ヶ月前ってだいぶ早い。
そして3ヶ月前に退出の連絡をした後は、次にその部屋を借りたい人が内覧に訪れることになります。
私たちが内覧した部屋のうち2件は普通にまだ人が住んでいる状態でした。1件は留守のお宅、もう1件は現在住んでいる人が普通に家にいる状態。留守のお宅に関しては、もちろん担当の人が予め居住者に都合を確認しているわけですが、留守中に普通に入った事もびっくり。日本でもあることなんですかね?このあたり、私が今まで日本で内覧したのは全て前に住んでいた人が引越し後現状回復した後の状態だったのでけっこう驚きでした。
(6)契約終了日の10日前には退出する必要があり、その現状回復のための10日分も家賃は発生する
日本だと、「引越しします(=退出します)」と連絡をすると、大抵契約終了日は引越しの日とイコールになりますよね?
ここにも違いがありました。デンマークでは、退出は契約終了日の10日前までにする必要があるそうで、その10日の間に現状回復がされるそう。そしてその現状回復をする10日間についても、家賃は発生するそうです。
これも最初に聞いたときは「えーっ!」と思ったのですが、デンマークではけっこう普通のルールみたい。
***
というわけで、マンションを借りるときの日本とデンマークの違いについてでした。
細かいところでいろんな違いがあるんだなあと、発見する度に興味深いことばかりです。